アンバランス日記

趣味について何か書くブログ

足りないって気分悔しかったんだ

みなさま初めまして。ころぺんと申します。定期的な更新は予定していませんが、このブログでは自分の好きなことについて書いていきたいと思います。よろしくお願いします。初回のテーマは、ラブライブ!のライブについてです。

 

 

今年の6月9日(土)、10日(日)にメットライフドームで開催された「ラブライブ!サンシャイン!! Aqours 3rd LoveLive! Tour ~WONDERFUL STORIES~」の埼玉公演に私は運よく両日現地参加することができました。私がこのライブで1番楽しみにしていた曲、それが「MIRACLE WAVE」。ラブライブ!サンシャイン!!2期で私が最も好きな回「#6 Aqours WAVE」の挿入歌でもあります。今回のライブツアーで最も注目された楽曲の1つではないでしょうか? この記事はその曲に関して、2日間で経験した初めての感情と自己満足についてのものです。

 

 

 

<6月9日>

 

3rdライブの1公演目初日が69日、ラブライブ!サンシャイン!!的にも綺麗な数字の並びですね。もしかして意図的なものでしょうか?この日は私にとって少し特別で、2ndライブ埼玉公演の下見を兼ねた野球観戦で初めてメットライフドームに行ったのが2017年の6月9日でした。ちょっとだけ運命を感じましたね。

 

前日に急遽入った午前中の仕事を終え、シャワーを浴びた私は一目散にメットライフドームへと向かいました。「#3 虹」と似たような展開だなあ、と呑気なことを考えながら。西武球場前駅に到着したのは15時過ぎ。会場の外にある展示物を見て、何人かのtwitterフォロワーさんたちと挨拶をかわし、16時過ぎに会場内へと足を踏み入れました。当日の私の席はライトスタンド外野ベンチシート、芝生席の後方です。

※この席、完全見切れ席と同じ値段で購入したのですが、かなりの良席(椅子に座れる、割と広い、センターステージやライト側ステージにいるキャストを直接見ることもできる、など。)でした。さらに、開演前のAqours9人による『サンシャイン!』コールも聞こえてきたんです!

 

さていよいよ開演。未来の僕らは知ってるよから始まり、カップリング曲の君の瞳を巡る冒険、MCと続きます。(そしてここから3曲立て続けに披露されるとは思いませんでした。)

 

君のこころは輝いてるかい?が終わると、幕間のアニメ本編ダイジェストが流れてきます。「#6 Aqours WAVE」の映像が流れ始めると周りが少しざわつきはじめました。さていよいよあの曲が始まる!そんな雰囲気が会場内を包み込み、次の曲が始まります。MIRACLE WAVEの初披露です。アニメ通りのロンダートバク転をついに観られるのか、ドキドキしながらも楽しみでした。

 

イントロが始まる前から、私は過呼吸気味なほどに息が乱れていました。流れるアップテンポなイントロとそれまでで1番の盛り上がりを見せる会場内。私はスクリーンを見つめながらコールをします。サビの直前のパート、『くーやーしーくーてー じっとーしーてーらーれーない』伊波杏樹さんの可愛らしくも力強い歌声とともに、見事なドルフィンで波を作り上げていく8人のメンバー。『そんな気持ちだった みんなきっとーわーかーるーんだねー』ついにその時がきます。

 

ステージに手をつき、伊波杏樹さんはくるりとロンダート、着地を決めピタリと静止します。この時、私はこんなことを一瞬考えました。

 

「もしかして、バク転はやらないのか?」

 

しかし、ワンテンポを置いて伊波杏樹さんは後ろに跳び上がり宙返り、見事なまでのバク転を決めました。さっきまで信じていたはずの光景が現実となった瞬間です。

 

都合よく私は「何て凄いんだろう!!」と手を震わせていました。会場内も最高潮の盛り上がり。サビの途中、鈴木愛奈さんが歌いながら号泣しているのがスクリーンに映し出されます。後にSaint Snowの2人も言っていましたが、本当に厳しい練習を乗り越えてこの技を完成させたのでしょう。アニメの中の千歌と同じように何度も何度も歯を食いしばって立ち上がる伊波杏樹さんを想像し、涙が出てきそうになりました。そして曲後の諏訪ななかさんとのハグ、「千歌、跳んだぞ!」の叫び、何もかもが最高です。

(もっともっといろいろ感動するシーンがあったような気がするのですが、私は曲が終わった後で手足と口廻りが痙攣してしまい、立っていられず座り込んでしまいました。おかげで記憶がやや曖昧です。少し無理してでも立って見続けたほうがよかったかな、なんて今は思っています。)

 

その後もライブは続き、1日目はアニメ2期の内容に沿った素晴らしいライブとなりました。そして帰りの電車の中、この日を振り返ろうとしたとき、真っ先に思い出されたのがこのMIRACLE WAVEという曲でした。伊波杏樹さん、そしてAqoursは一体どこまで凄いんだろう。曲直後の伊波杏樹さんの心の叫びや鈴木愛奈さんの涙、Saint SnowのMCを思い出し、どれほどの練習を績んできたんだろう、なんて考えていました。しかし、ロンダートバク転の瞬間を思い出し、私の中である思いが湧いてきました。

 

「なぜあの瞬間、信じ切れることができなかったんだろう。」

 

もちろんライブ中は楽しい思い出のほうが多かったのですが、そう思うと、自分が恥ずかしく、そして悔しくなりました。「悔しい」それは今までライブ後に感じたことのない感情で、時間が経つにつれてその気持ちは大きくなりました。そしてさらに、頭の中には”もし失敗したら…”なんて考えも浮かんできました。自分がそんな心配をするのは無駄だとわかっていながら。その後一瞬、こんな気持ちのままなら明日のライブは参加しないほうがいいかも、なんて考えも浮かびましたが折角のチャンスをふいにするような行為はしたくありません。明日は絶対こんな気持ちのままで帰りたくない!と心に誓い再び「#6 Aqours WAVE」を再度視聴しその日は眠りにつきました。

 

 

<6月10日>

 

朝起きてもう一度「#6 Aqours WAVE」を視聴、前日とほぼ同じ時間に駅に行き会場へと出発しました。電車の中で曲を聴きながら「今日も絶対できる、間違いはない!」と思うようになり、会場へ到着しました。昨日とは打って変わって涼しい雨、たまにはこんなのもいいですよね。昨日よりやや早い入場を済ませ、席へと向かいました。

 

2日目の席は三塁側スタンドA14、レフト側ポールからホーム方向へ10メートルほどの位置、メインステージを直接観ることができます。スタンド席でライブを観るのはこれが初めての経験です。しかし、準備を終えて開演を待っていると、今日本当に信じ切ることはできるんだろうか…と少し不安な気持ちが出てきました。このままではダメだいけない、と思いつつもなかなかぬぐい切ることはできませんでしたが、開演後のAqoursのパフォーマンスがそんな私の気持ちを消し飛ばしてくれました。

 

不安を忘れた私についに再びその曲がやって来ます。ドキドキはしていますが前日よりは少し落ち着いていました。8人のドルフィンとともに伊波杏樹さんはメインステージのライト側へ軽快なステップで移動していきます。そしてこちらを振り返りロンダートを決め、昨日と同じように一瞬静止します。私は彼女の背中を観ながら目を見開き、心の中で叫びました。

 

「絶対できる!!来い!!」

 

伊波さんは前日と同じようにバク転、そして着地の瞬間。完全に私はイってしまいました(後のMCの時、伊波さんはよろけたと言っていましたが、私は着地した時の喜びのあまり全く気づいていませんでした。以降は成功という言葉を使いますが、それは私から見て成功だった、という意味です。)。

 

「うおおおおおおおお!!」と叫び声を出す私。その後はAqoursの歌に合わせてコールを繰り返し、熱い熱いジャンプをしました。昨日よりもさらにさらに大きな声で。素晴らしいパフォーマンスを成功させてくれたこともそうですが、自分自身の後ろめたさのない晴れやかな気持ちもそうさせてくれたのかな、と思います。最高に盛り上がったこの曲が終わると客席中からスタンディングオベーションが自然と起こりました。そして私の目からは自然と涙が出ていました。

 

1日目よりもさらに爽やかで満足な気持ちで終えることができた2日目のライブ。この2日間のライブが始まるまでの私は、自分自身が初参加となった2nd埼玉公演1日目を超える体験はできないだろう、そんな甘い考えを持っていたのですがそんな考えはAqoursに対してかなり失礼だったと思いますし、間違っていたことに気が付きました。

 

そして完全に自己満足なのですが、信じていたことが成功した時の喜びというものを経験することができました。この2日間でいろいろなことを経験させてもらい、学ばせてもらったと思っています。Aqoursの皆様、ライブ関係者の皆様、一緒に会場を盛り上げてくれた観客の皆様、ありがとうございました。

 

そしてこのブログを読んでくださった皆様、ありがとうございました。