アンバランス日記

趣味について何か書くブログ

自己紹介のようなもの

初めて自分のブログを立ち上げてから早いもので4か月半くらい経ちます。自己紹介というものは最初に書くことが多いと思うのですが、いろいろな人と出逢ってきたり、あるいはこれから出逢う人もいることを考えた時に書いてみようかなという気持ちになりました。文字にして知ってもらおうと思ったのは、ある友人のこの一言を思い出したからです。

 

「前から気になってたんだけど、その左手ってどうしたの?」

 

 

私は生まれた時から左手の一部、8割くらいがありません(ドラえもんの手みたいな感じ)。一般的には先天性四肢欠損症や先天性四肢切断などの呼び方があるようです。ちなみに私の手の写真はこちらです。

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先ほどの友人は学生時代に知り合い、卒業後も度々会っていた間柄です。社会人になって3年ほど経ったある日、一緒に食事をしていて言われたのがその質問でした。

私は先ほどの質問に対して「生まれつきだよ。」と答えましたが、その時気がつきました。このような質問をするには勇気が要るという事に。そうでなければもっと早く(出逢ってすぐあたり)問いかけがあったことでしょう。その友人には感謝ですね。

 

自分自身が積極的に話しかける方ではなく、ましてやコンプレックスに近いこの話は自分からすることは少なかったです。でもそれでは相手の頭に「?」が浮かぶばかりですし、なかなか聞きづらい質問だと思いますので自己紹介っぽくこの文を書いてみました。

 

この左手に関してはちょっと不便だなあ、と思うこともありますが、20数年付き合っていくうちに利点も見えてきました。誰得かもしれませんが2つだけ書いておきます。

 

 ①押す力が強い

右手に比べると押す力が強いです。半年ほど前にふと片手で腕立て伏せできるんじゃないかと思い、やってみました。すると右では1回もできませんでしたが左では3回くらいできました。こうなった原因はたぶんこんな感じです。

 

・押すのに余計なもの(指)がないから。

指や指の関節というのは腕本体に比べると小さくて強度が弱いですし、力を入れて気も使います。ちょっと乱暴な表現ですが、余分なものが無いということで押すことに集中できているのかもしれません。

 

・左右アンバランスな荷重のかかった筋トレのせい。

筋トレの一環として腕立て伏せをしていると、だんだん左側に体重がかかってしまう癖があることにも気がつきました。時々やっていることでも続けていくと差が生まれてしまいますね。

 

・物を持つときに抱きかかえるような形になり胸に力が入るから。

普通の人は荷物を持つとき、あまり重くなければ手で掴むことが多いと思いますが。私の場合それが難しい時には左腕全体で抱えるように持ちます。(下の写真みたいに)するとまたまた左腕や左胸に荷重がかかり、より大きく強くなってしまいます。

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ただ、左右のバランスが良いに越したことはないと思いますし、筋トレをされる方はバランスのとれたフォームで行い、(意図的に右・もしくは左を鍛えたいという人は別ですが…)、そして重い荷物を持つときは体の中心近く、左右のバランスが良い位置で抱えてみてはどうでしょうか。

 

②皮膚が分厚く外からの刺激に強い

先ほど書いたような物を強く押す癖のためか、左手の皮が厚めで感覚も少し鈍くなっています。そのため熱いお茶の入った湯呑みを持ったり、これからの寒い時期に発生する静電気のショックも左手で触ることで少し和らげることができます。

 

つまり皮の熱い部分を利用しているということです。皆さんもよかったら皮膚の熱いところをうまく利用してみてはどうでしょうか。

 

 

実は初対面でこの左手のことに気がつく人って少ないです (気づいても言いにくいって場合も多いと思いますが…) 。もし、この記事を読む前に私の左手のことに気づいた方がいれば、観察力の強い方だなあと思います。

 

今回は自己紹介という体で文章を書きましたが、自分の思っている欠点やコンプレックスでも考え方次第ではプラスの方向にとらえることができる、ということが伝わっていればいいなあ、と思います。

 

これまでに私と逢ってくれた方、そしてこれから出逢う方、もしよかったらこのことを少しだけ頭の隅に入れてくれたら嬉しいです。別に気遣ってほしいとかはありませんが、びっくりしたりもやもやすることは少なくなると思いますので…

 

今後ともどうぞよろしくお願いします。